株式会社ナピル
2025年10月1日

次世代技術実証サイト用地を取得

3,700平米の専用施設でEMS・AI・IoT・マイクログリッドソリューションの実用化を加速

株式会社ナピルは、エネルギー・産業・農業分野における省力化・無人化ソリューションの開発・実証を目的とした専用施設「TOGANE INNOVATION CENTER」を新設いたします。

3,700平米の敷地を取得し、実環境での技術検証を通じて、実用性の高いソリューション開発を推進してまいります。

背景・目的

労働力不足や脱炭素化が進む中、各産業分野では効率化・自動化ニーズが高まっています。また、エネルギーの分散化・地域最適化や、エッジコンピューティングの需要も急速に拡大しています。

当社では、これらの社会課題解決に向け、実際の運用環境に近い条件での技術実証が可能な専用サイトを整備し、より実践的なソリューション開発を行います。

主な実証内容

EMSソリューションの開発・実証

  • エネルギーマネジメントシステムの機能検証
  • PCS(パワーコンディショナー)、BESS(系統蓄電池)との接続・制御試験
  • 運用・保守(O&M)業務の効率化に向けた実証実験

マイクログリッド技術の実用化

  • 分散型エネルギー源の統合制御システムの開発・検証
  • 系統連系・独立運転モードでの安定運用技術の実証
  • 災害時等の非常時電源供給システムの検証

マイクロデータセンタソリューション

  • エッジコンピューティング環境での高効率運用技術の開発
  • 省電力・冷却システムの最適化実証
  • 5G・IoTデバイスとの連携による低遅延処理の検証

コンピュータービジョン技術の実用化

  • 画像解析技術を活用した監視・検査ソリューションの開発
  • 産業現場での自動化技術の実証

農業向けAI×IoTソリューション

  • スマート農業技術の開発・検証
  • 農作業の省力化・無人化に向けた実証実験


今後の展開

2026年より実証実験を開始し、2027年頃の実用化を目指します。

本サイトでの検証結果を基に、各分野のお客様に最適化されたソリューションを提供し、エネルギーの地産地消、産業のDX推進、そして持続可能な社会の実現に貢献してまいります。